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2020年春から公立小学校英語教育が変わる。あなたの子どもは大丈夫?


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保護者にとって不安や心配がつきないポイントを取材、わかりやすく説明する。


  • どういう風に変わるの?

  • 授業時間は増えるの?

  • 担任の先生で大丈夫?

  • 教科書はどう変わる?

  • 成績はどうやってつく?

  • ​中学受験への影響は?



教科書はどう変わるの?


いま外国語活動では、デジタル教材と補助教材「Hi, friends!」が使われている。

来年度からの教科書は、「Hi, friends!」に準じたものになるが、教科書会社は採択の際に『ここが足りない』と言われるのを嫌がって、どうしても教える量を増やしがち」(文科省関係者)だ。 つまり子どもたちは、いま使っている補助教材より、分厚い教科書を使うことになりそうだ。 デジタル教材(DVDなど)についても、課題を指摘する声がある。 「子どもの興味や関心に応じて、話を広げるとか話題を楽しむとかできないわけですね。たとえば、『あなたはどんなスポーツが好きですか?』といった題材があったときに、生の人間だったら、柔道を習っている子に『柔道が好きですか?』とか言えるじゃないですか。子どもの実情に合わせて、興味や関心をもっと引き出せるように、授業を構成できるといいのですが、デジタル教材だと難しいですね」(清水校長)


成績はどうやってつく?

5-6年生の「外国語活動」が教科になると、当然成績評価も行われる。では、成績はどうやってつけるのか?清水校長に聞くと、 「ALTがいる日にヒヤリングのテストをして、3つぐらいの質問に答える感じで評価します。だから学校の成績はあまり英語能力の評価にならないので、英検の何級を持っているかとかが評価になっていくでしょうね」との答えだった。 来年度から大学入試には英検など英語の民間試験が導入されるが、今後ますます民間試験の成績が重視される可能性がありそうだ。


中学受験への影響は?

最後に、私立中学校への進学を目指している保護者が最も気になるのが、中学受験への影響だ。英語が教科になることで、私立中学校の入試科目になる可能性はあるのか? 中学受験塾の大手、日能研関東の小嶋隆社長はこう言う。 「さまざまな学校で話を聞くと、関心が高いのは事実ですが、まだ標準化されてない中、『公平性が求められる入試でやるのはいかがなものか』という反応でした。上位校と言われる麻布、開成、武蔵とか桜蔭や女子学院、雙葉などは、まだ入試科目に入れないようですね。上位校で唯一英語入試をやっているのは、SFC(慶應義塾湘南藤沢中等部)ですが、SFCはもともと帰国子女が多いからで、同じ慶應でも普通部や中等部はやらないでしょう」 小嶋氏によると、「教科になったからといって、急に入試科目になることはないと思います。入試科目として出揃うのは10年程度かかるのではないでしょうか」ということだ。 一方、東京インターナショナルスクールの坪谷・ニュウエル・郁子理事長によると、「とにかく英語ができればという学校が増えています。中高一貫校からこちらに相談にみえるところもよくありますね。今後、入試科目に英語を入れる中学校は、増えていくのではないでしょうか」ということもあり、受験生と保護者は安心していられないようだ。

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